MENU
コンタクトセンターDX最前線

【Vol.17】【事例で解説】
使いたい機能はほとんど含まれる?!アバイアのサブスク型ライセンスの特徴

2024/05/31

従来、多くのソフトウェアが「買い切り型+保守」というライセンス体系でしたが、最近ではサブスクリプション型が主流になりつつあります。コンタクトセンター基盤も例に漏れず、多くのシェアを持つアバイア製品も現在はサブスクリプション型に変更になっています。

サブスクリプション型になったことで、サポートやアップグレードの権利が含まれることになったため、別途作業は発生するものの、常に最新バージョンを利用できるようになっています。また、初期コストの分散化といったメリットを受けられるようになったなどサブスクならではの特徴が挙げられるのですが、実は、提供されるサービス内容も大きく変わっています。

今回は、お客さま事例とともに、アバイアのサブスク型ライセンスが提供するサービス内容の特徴についてご紹介します。





[ケース] サブスク型ライセンスの特徴でもある「柔軟性/拡張性の高さ」で将来を見据えた構成に

今回ご紹介するお客さまは、大手生命保険会社様。コンタクトセンターの規模は1,000席以上になります。

本社移転のタイミングでEOSを迎えるアバイア製品で構築したコンタクトセンター基盤の更改することに。これまで、買い切り型のライセンスを使用されていましたが、更改のタイミングでライセンスの提供方法が変更になったため、サブスクリプション型に切り替えました。

では、実際の課題ニーズと解決策を見ながら、サブスクリプション型ライセンスの特徴を見てみましょう。

◾️基本機能がパックに!システムの拡張も容易に

電話機ライセンスのほか、IVRや在宅ソフトフォンなどの基本機能が含まれており、追加費用を意識せずに、システムの拡張ができるのもポイントです。

例えば、今回のお客さまでは、更改前まで在宅オペレーターに対応されていませんでしたが、多様な働き方への対応やBCP対策などの観点からも在宅オペレーターに対応することになりました。そこで在宅受電を可能にするソフトフォン「one-X Agent」の機能を活用し、在宅化を実現しています。
さらに、DMCC(Device, Media and Call Control)の機能を活用し、在宅オペレーターの応対も通話録音可能にしています。

在宅オペレーターについては、今後徐々に対象者を拡大していく予定になっています。このように順次機能を拡大していきたい場合においても、都度、該当する機能のライセンスを購入する必要はなく、状況に応じて機能の拡大が可能になります。

【アバイアのサブスクリプションライセンスに含まれる主な機能】

IP PBX機能
PBX、コールセンターの基本機能を提供
Avaya Aura Communication Manager
ライセンス管理機能
Avaya Aura製品のライセンス統合管理を行う
Avaya Aura System Manager
CTIサーバー
IP PBXやCRM、その他APIアプリケーション連携を提供
Avaya Application Enablement Services
CMS機能
通話のモニターやオペレーターの管理・指導のためのレポート作成、閲覧、管理機能を提供

Avaya Call Management System
Avaya CMS Web Service
CMS Supervisor

高度なコールルーティング機能
顧客属性着信や放棄呼優先着信、ラストエージェント着信などより高度なインバウンド着信を提供
Event Collector
Call Routing
コールセンターオフィスレイアウトで稼働状況を見える化する機能
座席レイアウト・グラフ・チャートなどさまざま角度でリアルタイムにコンタクトセンター全体の状況を可視化する機能を提供
Agent Map
オペレーター用デスクトップ・アプリケーション機能
居場所に関係なく、会議/転送/スーパーバイザー・アシストなどの機能にワンタッチでアクセスできる機能を提供
One-X Agent
CTIソフトフォン機能
CRMアプリケーションと連携可能なCTIソフトフォンの機能を提供
Station Link
スクロールできます

◾️追加費用なしで席数の拡張が可能

追加費用なしで、ライセンス契約数の最大20%分まで拡張できます。例えば、100ライセンス契約している場合、最大120席分まで無料で拡張できます。キャンペーン実施時や繁忙期など、一時的に席数を増やしたい場合も柔軟に対応できます。

今回のお客さまでも、コロナ禍に関連する入電が急増したことをキッカケに、自社の取り組みではなく、世の中の動向によって入電数が左右されるケースも踏まえて、早期に専用フローを立ち上げられるような仕組みを用意しておきたいというご要望がありました。

サブスクリプション型ライセンスであれば、新たに契約数を増やす必要もないので、迅速に席数を増設できますし、費用面の考慮も不要です。

アバイア製品によるコンタクトセンター構築はS&Iにご相談ください!

S&Iでは、金融・保険業界のお客さまや、1,000席以上の大規模コンタクトセンターの構築実績が豊富にあります。

また、コンタクトセンター基盤の構築を専門とする技術者が多数在籍しており、アバイア製品を知り尽くした技術者がお客さまの課題や運用フローに応じたご提案が可能です。アバイア製品で構築したコンタクトセンターのリプレイスを検討されているお客さまは、ぜひS&Iまでご相談ください!


コンタクトセンターDX最前線