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café SANDI

【Vol.002】今年も作りました!
貼ってはがせるマウスパッド型カレンダー

2017/01/04

明けましておめでとうございます!始まりました!2017年!
今年も、昨年同様「貼ってはがせるマウスパッド型カレンダー」を制作しました!
もちろん、営業さんに(いや、管理者に?)便利な四半期ごとのWeek No.入りです。

ですが、ただ単に同じデザインで2017年版を制作したわけではありません。
昨年の反省を踏まえてパワーアップしています!

まずは昨年の振り返りから...

卓上カレンダーとは違い、「薄くて好きなところに貼って使える」シール型という点は、多くの方からご好評をいただきました。

しかし、社内の営業さん達からは「見た目が...」という辛らつなコメントが多数寄せられました。

確かに。昨年は透明の袋に説明書きのシールをぺたっと貼っただけのシンプルな出来上がり。
年末のご挨拶として持って行くには、ちょっとシンプルすぎた模様。

「シンプル」と言えば聞こえはいいですが、「安っぽい」と紙一重。
カレンダー本体は、とっても評判が良かったので、一回り大きくしてもっと見やすくし、2017年は「外面」に力を入れることになりました。

2016年のオリジナルカレンダー

まずは予算!そしてサンプル作成

とは言え、限られた予算の中で、カレンダー本体に加えて「包装」までちゃんとやろうとするとこれまた難しい。昨年のように、すべて外の業者さんにお願いしようとするとお金が足らない。。
正直、一度は諦めました。。
ですが、やはり諦めきれません。
お金をかけられないので、デザインや封詰めはインハウスで。社内ではどうにもならない部分は印刷会社さんにお願いすることで、経費削減しながら、昨年よりも立派なヤツを作ってやろうという方針に行き着きました。

方針が決まったので、早速、昨年のものをベースにお手製サンプル作成です。
「こんな感じの封筒が作りたいんです。」とサンプルを携えて、オリジナル封筒を作ってくれる会社さんを探しました。

そして、今回ご協力いただけることになったのが、大阪にある封筒屋さん、その名も「封筒屋どっとこむ」さんです。

まずはイメージを共有するべく、裏紙でサンプル作成

実物に触れないから難しい...オリジナル封筒作り

S&Iでは、カタログ類もデザインは社内で作成し、印刷だけ印刷会社さんにお願いしています。今回の封筒作りも同じ要領でやれば大丈夫!と思っていましたが、一筋縄ではいきませんでした。

まずは紙質。
郵便局で取り扱っているレターパックのようなイメージだったのですが、どの紙にすればいいのかわからない。困って相談したところ、封筒屋どっとこむの担当窓口の方がとても親切で、「それならこの紙ですよ〜」とオススメしてくれたのが、「コートボール310g/㎡」という紙でした。

サンプルを早速送っていただくと、イメージ通りの紙質!出だし順調!
しかも、こんな形にしたい、とイメージのデータをメールで送ると、デザイン用のテンプレートまで作って送ってくれました!封筒なんて作ったこともないので、貼り部分の形もサイズ感もわかりません。。本当にありがたかった。。色指定も丁寧に教えていただき、どうにか形になりそう!
と、ここまではわりとすんなり決まったのですが、今回、封の部分を本体に差し込んで口を閉じる形にしたかったので、切り込みの部分の形や位置も自分たちでデザインしなければなりません。これが本当に難しかったです。

こんな切り込みを本体部分に作って封を閉じようと試みました。写真は完成品。

コピー用紙でサンプルを作ってみると、ちゃんと閉じられるし問題ない!ということで、封筒屋どっとこむさんに相談すると、実際に印刷する紙でサンプルを作ってくれました。

サンプル第1号

封の両サイドが浮いてしまって引っかかりそう。。
「封の部分をもう少し大きくすれば、その重さで浮かなくなるのでは..?」
「ちょっと大きくしたくらいだと、もっと浮いてしまうかも...」
こんな感じで結構な長電話の末、封の両サイドの浮いている部分を切ってしまおう!ということになりました。そして出来上がったサンプル第2号がこちら。

サンプル第2号

おぉ!封の浮いていた部分が気にならなくなりました。これで鞄の中で引っかかってボロボロになるかもしれない心配も不要です。

そしてついに完成しました!2017年版オリジナルカレンダー

そんなこんなで12月頭には配り始めたいと思うと、もう時間がない!
何度も封筒屋どっとこむさんとやり取りすること一週間。印刷期間も含めて1か月、ついに完成しました!

と、これだけ封の部分の苦労話を並べましたが、実際に封留めしてみたら、切り込みに差し込もうとすると封部分が折れる、という事態が発生。。
丁寧に作業すれば大丈夫なのですが、1,000部もあると一つ一つに時間をかけられないので、致し方ない。結局、切り込み部分は使わず、透明シールで封留めすることとなりました。涙。

それでも、封筒の貼り方にもいろんな種類があったり、同じ色味でもいろんな色の指定の仕方があったりと、今回封筒作りは初めてのことづくしで面白かったです!良い経験になりました。

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