[メリット]
- ・データ移行や設定変更が自動化されており、作業時間を大幅に短縮できる
- ・ツールが移行中のエラーを検出・修正し、移行後の環境の整合性を担保
[デメリット]
- ・ライセンス費用が発生する場合もある
- ・ツールの対応範囲や機能に依存するため、特定の環境ではうまく移行できない可能性がある
ここでは、VMwareからHyper-Vへ移行する場合と、Nutanix-AHVへ移行する場合の移行ツールについて、その特徴をご紹介します。
VMware間の移行の場合、基本的にメーカーがサポートしているため、移行したものの動作しない…ということはほとんどありません。もちろん、環境によっては失敗することもあるため楽観視してはいけませんが、比較的安全に移行できます。
一方で、VMwareから別の仮想基盤へ移行する場合は、移行ツールを利用する方法とバックアップツールを利用する方法があります。今回は、VMwareからMicrosoft Hyper-V、Nutanix AHVへ移行する場合を例に、それぞれのメリット・デメリットについてご紹介します。
【この記事の執筆者】加藤 タクマ(かとう たくま)
1993年S&I入社。古くは、通信速度がKbpsの時代からビルや工場などの拠点を接続するネットワークエンジニアとして従事。長いキャリアを通して、ネットワーク速度の進化、トポロジーの進化など、テクノロジーの変化と発展を身をもって体験。現在は、サーバーやストレージの領域まで守備範囲を広げ、サーバーインフラの進化を支えている。