ここで重要になるのが「製品販売元」の認定ディストリビューターがサポートを提供するという点です。お客さま内で購入元の異なる複数の仮想基盤を導入している場合、サポートを提供する担当ディストリビューターが複数できることになります。
いずれのディストリビューターが担当の場合でも、お客さまは最初にBroadcom Support Portalでサービスリクエストを起票し、以降は問い合わせをした製品販売元のディストリビューターがサポートを対応します。製品ごとの商流に応じて適切なサポート担当が割り当てられるため、お客さまからするとサービスリクエストを発行するという初動は変わりません。VMware製品サポートの基本的なサービス仕様は各ディストリビューターで大きく変わりませんが、ディストリビューターによっては若干の差異が生じる可能性があるため、あらかじめ確認をするようにしましょう。
[Broadcomのサポートの特徴]
- 製品販売元の認定ディストリビューターがテクニカルサポートプロバイダーとしてサポート対応を行う
- 初動はBroadcom Support Portalでサービスリクエストを起票。購入したディストリビューターによって初動が変わることはない
- 営業時間は基本的に平日9:00~17:30で日本語サポートが提供される
- 時間外での対応は重大障害(P1)と判断された場合のみ。時間外での重大障害(P1)に対する日本語サポート提供はすべての製品ではなく一部製品に限定される
ここまではVMwareを個別に購入している場合の新たな保守サポート内容を見てきました。一方、vSAN環境などでは、ハードウェアメーカーからOEMとしてVMwareを購入しているケースも多かったと思いますが、OEMの場合はどうなるのでしょうか?詳しく解説します。