エス・アンド・アイ株式会社（東京都中央区 代表取締役社長：藤本司郎。以下、エス・アンド・アイ）は、NECキャピタルソリューション株式会社（東京都港区 代表取締役社長：安中正弘。以下、NECキャピタルソリューション）が提供するリース満了PCを再利用することで、安価に利用できるシンクライアント端末『SmartBoot（スマートブート）』を、本日よりNECキャピタルソリューションを通じて販売開始いたします。

PC端末にデータを一切保存させないシンクライアントは、処理をすべてサーバー側で実行するため、PC端末は高い性能を求められません。今回、NECキャピタルソリューションにてリース契約が満了したPCをエス・アンド・アイにてシンクライアント端末化することで、旧モデル、処理性能不足など、従来では業務で使うには不十分なスペックのPCを有効活用しながら、シンクライアント環境導入時の端末コストを大幅に削減することができます。また、これまでは破棄される可能性の高かったPCのリユースが可能になるため、地球環境への配慮にも貢献します。

シンクライアントは、セキュリティ対策やワークスタイル変革を実現するソリューションの1つとして、多くの企業に支持される一方、コストが高く導入を見送られるケースもこれまで少なくありませんでした。しかし昨今、2015年10月のマイナンバー制度施行や大規模な個人情報漏洩などを背景に、投資を抑制したセキュアな端末利用環境の実現へのニーズは非常に高まっています。

リース満了となった中古PCをシンクライアント化する『SmartBoot』は、端末にかかる費用を抑えることで、セキュリティ対策の1つとして、より多くの企業へのシンクライアント導入を強力にサポートします。

エス・アンド・アイは、約5万台の出荷実績がある、レノボ社製端末およびマイクロソフト社のSurfaceシリーズをシンクライアント化した『ThinBoot ZERO（シンブート・ゼロ）』や、VDI相当のセキュリティレベルを低価格で実現する『ThinBoot PLUS（シンブート・プラス）』を提供するなど、シンクライアントや仮想化ソリューションという分野において、これまでも多くの実績を築き上げてきました。これまでに培ってきた実績を基に、『SmartBoot』の提供を通じて、より多くの企業様のセキュリティ向上・マイナンバー対策・業務効率化などを目的にしたシンクライアント環境への移行推進と、地球環境保全に対する企業の取り組みを支援いたします。

『SmartBoot』の提供開始に際し、NECキャピタルソリューションの執行役員　伊藤　慎氏は、次のように述べています。

エス・アンド・アイ株式会社様が『SmartBoot』を提供開始することを心より歓迎いたします。NECキャピタルソリューションは、NECグループのリース会社として多くのお客様へPCのLCM（ライフサイクルマネジメント）サービスを提供してきました。その中でも、中古ICT関連機器販売を行う連結子会社を通じてリース満了を迎えた中古PCを国内外の中古市場に販売するといった３Rビジネスも展開しております。この度、エス・アンド・アイ株式会社様と協業することで、中古PCを低コストでシンクライアント端末化することを実現いたしました。シンクライアントソリューションはニーズがあっても投資コストが高く、一部の企業のみに導入されているというのが現状です。『SmartBoot』は、両社の得意分野を生かし、端末コストを低く抑えることで、より多くのお客様のシンクライアントソリューション導入を後押しできると確信しております。