日永インターナショナル株式会社（東京都千代田区 代表取締役社長：能登俊光。以下、日永インターナショナル）は、エス・アンド・アイ株式会社（東京都中央区 代表取締役社長：藤本司郎。以下、エス・アンド・アイ）が開発するスマートフォン内線化ソリューション『uniConnect（ユニコネクト）』における一次販売代理店契約を締結しました。

日永インターナショナルは、これまでに外資系企業を中心にシスコ社のユニファイドコミュニケーション・ソリューション『Cisco Unified Communications Manager（シスコ・ユニファイド・コミュニケーション・マネージャー。以下、CUCM）』の導入を多数手がけており、スマートフォン内線化やモバイルワークニーズへの対応としてCUCMとuniConnectを組み合わせた提案を行うほか、uniConnectに関する英語でのサポート窓口を用意します。エス・アンド・アイは、外資系企業へのニーズに対応するためマルチ言語に対応したGUIの提供を行ってまいります。

CUCMは、メッセージング（チャット）やプレゼンス情報、ビデオ会議などを活用しながら、企業内の活発なコミュニケーションを実現するソリューションです。日永インターナショナルは、CUCMを導入する企業向けに、uniConnectシステム連携によるスマートフォンFMC（Fixed Mobile Convergence、内外線通話）やBYOD（Bring Your Own Device、私物スマートフォンの業務利用）などを提供できるようになります。事業継続や生産性・効率性の向上という観点から、在宅勤務・社外勤務制度などテレワークの導入を進める企業が増えていることから、日永インターナショナルは、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方を、CUCMとuniConnectが連携するシステムで実現します。

【Cisco Unified Communications ManagerとuniConnectの連携構成】

uniConnectとは、2009年からエス・アンド・アイが提供している、スマートフォンで会社の内外線番号での発着信を可能にするシステムです。iPhoneおよびAndroid端末で用いる専用のダイアラーアプリケーションと共に提供されます。どこにいても会社の電話番号での発着信が可能になるほか、ユーザー自身がスマートフォンで個別に設定できる転送設定や容易な公私分計など、BYODの導入を含め、柔軟かつ自由度の高いワークスタイルを推進する企業を中心に広く採用されています。

一方、CUCMは外資系企業などに導入されているケースも多く、時差のある海外拠点とのコミュニケーション基盤として活用されています。uniConnectと連携することで、日本の深夜・早朝に、自宅から海外とのコミュニケーションを行う場合にも、会社の固定番号を使って海外にある本社や支社と電話でやりとりすることが可能になります。さらに、海外の本社との間をIP-VPNの専用回線でつないでいれば、スマートフォンから会社の固定番号を使って発信した通話料はすべて、オフィスの電話から国際電話をかける場合と同一料金となるため、通話コストの抑制とワークスタイルの両立が実現できます。

以上