エス・アンド・アイ株式会社(東京都中央区 代表取締役社長:藤本司郎。以下、エス・アンド・アイ)は、スマートフォン内線化ソリューション「uniConnect(ユニコネクト)」の最新バージョンで、NTTドコモ、au、ソフトバンクら通信キャリアが提供する「通話定額プラン」を利用し、企業が支払う通話料金を増やすことなく、個人のスマートフォンを内線電話として活用できる機能を追加しました。これにより企業のBYOD(私物端末の業務利用)における通話料の増加を防ぎ、よりコスト削減効果の高いBYODを実現します。
●従来方式の課題
uniConnectの従来の着信方式は、会社の電話番号に着信があった場合、着信元からuniConnectシステム(PBX)を経由して、対象のスマートフォンに転送発信されます。
一部の通信キャリアでは、企業が契約する固定回線とスマートフォンが契約するキャリアが同じ場合は、uniConnectシステム/スマートフォン間の通話料を定額化することが可能でした。一方、通信キャリアの異なるスマートフォンへの転送発信は、通話料が従量課金になっていました。このため、基本的に通信キャリアが混在するBYOD(Bring Your Own Device:私物端末の業務利用)では、内線電話として利用する場合にも通話コストが増えるという課題がありました。
●通話定額を利用した新しい着信方式
この度発表するuniConnectの最新バージョンでは、「通話定額プランを利用したBYOD着信」機能を実装しました。この機能を利用すると、スマートフォンの通信キャリアに関係なく、転送発信にかかっていた通話料金を定額化することができます。
今回新たに追加された着信方式は、会社の電話番号に着信があると、uniConnectシステムから対象のスマートフォンにパケットで着信通知を送信します(ポップアップ)。通知を受け取ったスマートフォンで応答するとスマートフォンからuniConnectシステムに架電し、通話が成立するという仕組みです。スマートフォンはそれぞれの通信キャリアが提供する「通話定額プラン」に加入することで、会社番号での着信は一律で定額にすることができます。
エス・アンド・アイは、uniConnectに新たに実装された着信の仕組みを、各キャリアが提供する「通話定額プラン」を発信・着信の両方に適用した国内初のソリューションとして、2014年6月に特許を出願しました。(特願:2014-126000)
●本機能を利用したBYODの実践
この「通話定額プランを利用した着信」の仕組みは、コスト削減を目的とした企業におけるスマートフォンのBYODを促進します。
ビジネスの現場において、電話は変わらず重要なツールである一方で、SNSなどのメッセージングアプリケーションが普及していることから、私用での電話利用は減少傾向にあります。したがって個人では「通話定額プラン」に加入しないケースもあるため、本機能を活用してBYODを導入する場合には、「通話定額プラン」の加入にかかる費用(2,700円)を会社が補助するなどの検討が求められます。BYODの実践は、企業にとっては社員に支給貸与していた端末代や通話料のコスト軽減が、社員にとっては使い慣れた端末や自分の好みの端末を業務で利用できるため、業務の効率化促進や社員の満足度向上が期待できます。
以上
本機能に対応するuniConnectダイヤラーのバージョン
iOS版:uniConnectダイヤラー3.0.5 Android版:uniConnectダイヤラー3.0.2 ※上記バージョンは、2014年7月中に順次公開されます。 ※同時にリリースするサーバーモジュールへのバージョンアップが必要です。
スマートフォン内線化ソリューションuniConnect 3
【エス・アンド・アイ株式会社について】
エス・アンド・アイは、1987年の設立から現在に至るまで、企業やデータセンターにおけるサーバー・ネットワークの統合/仮想化、IPテレフォニー、コンタクトセンターのシステム構築、センサーネットワーク、さらに各種ミドルウェア・アプリケーションの開発まで、お客様が求めるICT基盤の構築、運用技術を磨いてまいりました。さまざまな技術を複合させたITインフラの導入・運用、そしてネットワークやファシリティの設計、施工、保守に至るまで、統合的なソリューションの提供を行っています。
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エス・アンド・アイ株式会社 マーケティング本部 担当 増田
Email:info@sandi.co.jp 電話番号:03-5623-7353
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