エス・アンド・アイ株式会社(東京都中央区、代表取締役社長:藤本司郎。以下、エス・アンド・アイ)は、提供中の電子カルテのクラウドサービス『Karte Cloud(カルテクラウド)』を在宅診療で利用するための基本パッケージ『Karte Cloud在宅診療パック』の提供を本日から開始します。『Karte Cloud在宅診療パック』とは、患者宅や介護施設から電子カルテにアクセスするために、エス・アンド・アイの『Karte Cloud』サービスにアップル社のMacBook AirやiPad 2、インターネット接続環境を提供するモバイル機器を、ワンパッケージで提供するものです。
2012年度に予定されている診療報酬・介護報酬改定では、在宅患者の訪問診療の強化が焦点になるとされており、クリニック等において在宅診療の拡がりが見込まれています。『Karte Cloud』サービスは、患者のカルテデータがクラウド上で保管されており、インターネットを通じてアクセスできる電子カルテとして、特に在宅診療との親和性に優れています。また、訪問先のドクターが保管したカルテをクリニックにいるスタッフもリアルタイムに参照できるため、医事会計スタッフとの連携に効果を発揮します。
『Karte Cloud』サービスは、2000年に経済産業省の公募事業で開発されたOpen Dolphin(オープン・ドルフィン)の商用版Open DolphinPro(オープン・ドルフィン・プロ。開発元:ライフサイエンスコンピューティング社)を電子カルテのエンジンとして、2011年3月からクラウドサービスとして提供されています。「2号カルテの電子化」に重点をおいて開発されたため、操作が直感的で、診察に集中できる電子カルテとしてドクターから好評価を得ています。『Karte Cloud』では、患者のカルテデータが経済産業省および厚生労働省のガイドラインに準拠したセキュアなデータセンターに保管されます。また、日医標準レセプトソフト「ORCA(オルカ)」と連携することで、医事会計システムと連携できるのも特長です。
『Karte Cloud在宅診療パック』では、カルテにアクセスする端末として薄型・軽量で使いやすさに定評あるアップル社のMacBook AirやiPad 2(電子カルテの参照のみ)の各モデルから選ぶことができるほか、インターネット接続に必要なWi-Fiモバイルルーターについては、訪問地域をサービスエリアとしてカバーしている各種キャリアからドクターが自由に選ぶことができます。
導入初期費用については約24万円から、月額の費用は電子カルテ利用料と通信費をあわせて約4万円からです。ハードウェア機器の構成と選択されるキャリアのモバイルサービスによって、これら費用は変動します。
また、エス・アンド・アイ指定のレンタル会社との契約で、ハードウェア機器をレンタル契約することも可能です。買い取りと比べて初期コストを抑えることができ、在宅診療のランニングコストとして月額払いになります。
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Karte Cloud在宅診療パック 構成イメージ
在宅診療に適したKarte Cloudサービス
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電子カルテ・クラウドサービス「Karte Cloud」詳細
【エス・アンド・アイ株式会社について】
エス・アンド・アイは、1987年の設立から現在に至るまで、企業やデータセンターにおけるサーバー・ネットワークの統合/仮想化、IPテレフォニー、コンタクトセンターのシステム構築、センサーネットワーク、さらに各種ミドルウェア・アプリケーションの開発まで、お客様が求めるICT基盤の構築、運用技術を磨いてまいりました。さまざまな技術を複合させたITインフラの導入・運用、そしてネットワークやファシリティの設計、施工、保守に至るまで、統合的なソリューションの提供を行っています。
また、エス・アンド・アイは、ヴイエムウェア社から豊富な仮想化実績の証として「VMwareエンタープライズ・パートナー」に、日本アイ・ビー・エム社からはSystem xの高いスキルを保持している証として「System x スペシャリティー」に認定されています。
【報道関係者からのお問い合わせ】
エス・アンド・アイ株式会社 マーケティング部 担当 増田
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