エス・アンド・アイ株式会社(東京都中央区 代表取締役社長:藤本司郎。以下、エス・アンド・アイ)は、全国11,000件以上の病院・診療所・クリニックで利用実績のある日医標準レセプトソフト「ORCA(オルカ)」を、インターネットから利用できる「ORCA」クラウドサービスとして、2011年10月から提供を開始します。
日医標準レセプトソフト「ORCA」は、医師会総合情報ネットワークの一環として、医療のIT化・ネットワーク化をはかるために、日本医師会が開発したオープンソースのレセプトソフトウェアです。これまでレセコン導入の際は、診療所・クリニック内に専用サーバーを設置し、医薬品の点数マスターの更新やバックアップなどの運用管理を診療所・クリニック自身で行う必要がありました。
「ORCA」クラウドサービスは、プライベート・クラウドサービスとして提供しますので、診療データはすべてセキュアなデータセンターに保管され、プログラムのバージョンアップや各種マスターの更新、バックアップなどを含めたシステム運用のすべてをデータセンター側に任せることができます。これにより診療所・クリニックにおいて、レセコンの運用管理にかかる負荷を軽減することができます。
「ORCA」クラウドサービスの特長は、以下のとおりです。
「ORCA」クラウドサービスは、ORCAの認定サポート事業所であるJRCエンジニアリング(本社:東京都三鷹市 代表取締役社長:萬代明。以下、JRCE)がカスタマイズしたORCAソフトウェアの利用環境を、エス・アンド・アイがセキュアなクラウドサービスとしてインフラの整備・構築・運用を行うものです。診療所・クリニックへの各種導入およびサポートサービスは、JRCEをはじめとするORCAパートナーを通じて提供されます。
また、この「ORCA」クラウドサービスは、日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)が推進する、パートナービジネスにおける新たなサービス・ビジネス・モデル「SOP(サービス・オリエンテッド・パートナリング)」に対応しており、同社のSOPパートナー企業を通じても提供されます。
同社 執行役員 パートナー&広域事業担当の岩井淳文氏は、今回の発表について次のように述べています。
「日本アイ・ビー・エムは、エス・アンド・アイ株式会社様の「ORCA」クラウドサービスの発表を歓迎いたします。これにより、診療所がレセコンシステムを利用される際、ITインフラを安全で低コストに利用できるようになることを期待します。弊社はクラウドを中心としたパートナー様のサービス・ビジネスの流通・再販を推進するビジネスモデル『SOP(サービス・オリエンテッド・パートナリング)』のさらなる拡充を計るとともに中堅企業のお客様に最適なハードウェア、ソフトウェア、サービスを引き続き提供してまいります」
日本アイ・ビー・エム株式会社
執行役員 パートナー&広域事業担当 岩井淳文
エス・アンド・アイは、「ORCA」クラウドサービスと「Karte Cloudサービス」の2つのサービスによって、レセコンと電子カルテのクラウド化を完成させました。これら医療クラウドの提供を通じて、2013年までに全国600の診療所・クリニックへの導入を目指します。
以上
【エス・アンド・アイ株式会社について】
エス・アンド・アイは、1987年の設立から現在に至るまで、企業やデータセンターにおけるサーバー・ネットワークの統合/仮想化、IPテレフォニー、コンタクトセンターのシステム構築、センサーネットワーク、さらに各種ミドルウェア・アプリケーションの開発まで、お客様が求めるICT基盤の構築、運用技術を磨いてまいりました。さまざまな技術を複合させたITインフラの導入・運用、そしてネットワークやファシリティの設計、施工、保守に至るまで、統合的なソリューションの提供を行っています。
また、エス・アンド・アイは、ヴイエムウェア社から豊富な仮想化実績の証として「VMwareエンタープライズ・パートナー」に、日本アイ・ビー・エム社からはSystem xの高いスキルを保持している証として「System x スペシャリティー」に認定されています。
【報道関係者からのお問い合わせ】
エス・アンド・アイ株式会社 マーケティング部 担当 増田
Email: info@sandi.co.jp 電話番号:03-5623-7353
【お客様からのお問い合わせ】
エス・アンド・アイ株式会社 第一事業部 担当 野呂/及川
Email: info@sandi.co.jp 電話番号:03-5623-7874