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高集積な仮想化を実現する通信事業者向けソリューションの提供を開始

2007.04.10
エス・アンド・アイ株式会社
日本アイ・ビー・エム株式会社

エス・アンド・アイ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:松本充司、以下 エス・アンド・アイ)と日本アイ・ビー・エム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:大歳卓麻、NYSE:IBM、以下 日本 IBM)は、Linux環境における米国 SWsoft社の仮想化サーバーソフトウェア「Virtuozzo(バーチュオッゾ)」と日本 IBMの PCサーバー「IBM (R)System x™」およびブレード・サーバー「IBM BladeCenter™」を組み合わせた高集積仮想化ソリューションの導入サービスを共同で、本日より開始します。提供価格は、120万円(税込、最小構成価格)からです。

昨今、分散した複数のサーバーを統合して、その統合したシステムを効率的に管理し、コストを削減するだけでなく、発熱や消費電力などを含めた全体最適が求められてきています。特に、データセンターにおけるシステムの高集積化に伴うサーバー資源の管理、サーバー発熱量や電力消費量の増加への対策が急務となっています。今回発表のソリューションはこれらの要望に応えるもので、特にホスティングサービスなどを提供する通信事業者に最適です。

「Virtuozzo」は世界中のサービスプロバイダ、ホスティング事業者やデータセンターなどで多く採用された実績を持つ、サーバー仮想化のためのソフトウェアです。「Virtuozzo」は、オープンソースの OS仮想化ソフトウェア「OpenVZ」がベースとなっており、1台の物理サーバーの上に数十から数百の論理サーバーを稼働させる、先進的かつ高集積な仮想化を実現します。さらにサーバー管理ツール「Plesk(プレスク)」を採用することにより、仮想化環境におけるサーバーの設定・管理を、管理者およびユーザーがグラフィカル・ユーザー・インターフェイス(GUI)ベースにて容易に行えます。

また、「IBM BladeCenter」は、サーバー機能の高集積による省スペースを実現したブレード・サーバーです。これらの製品を組み合わせ、より集積度の高い仮想化環境を構築します。高集積な仮想化環境の実現に加え、IBMの熱・電力消費対策ソリューション「Cool Blue™」の利用で、システム全体の TCO(Total Cost of Ownership)の削減が可能になり、データセンターにおけるさまざまな問題を解決するソリューションとして効果を発揮します。

本日発表の高集積仮想化ソリューションの特長は、下記のとおりです。

  • 「Virtuozzo」の導入により、少ない物理サーバーで数多くの仮想サーバーを利用することができ、低コストで高集積なシステム構築が可能に。
  • 「Virtuozzo」の OS仮想化技術により、個々の仮想空間が完全に独立した仮想サーバーを実現。高いセキュリティの確保や障害発生時のシステムやデータの継続性を保持。
  • 「Plesk」のグラフィカル・ユーザー・インターフェイス(GUI)を利用した直観的かつ判りやすいサーバー管理を提供。
  • 「IBM BladeCenter」の高集積性、ならびにサーバーの熱・電力消費対策ソリューション「Cool Blue」の利用で、環境負荷の低い高集積システムの構築が可能に。またシステムの運用・管理コストの削減にも貢献。

エス・アンド・アイは、「IBM System xバリューパートナー」として、IBMのPCサーバーならびにブレード・サーバーに関するサービスを高い技術レベルでお客様に提供します。また、エス・アンド・アイは、SWsoft の「VARパートナー」であり、日本国内においてIBM BladeCenterとVirtuozzo/Pleskを組み合わせたシステム構築の実績を持つ、唯一のシステムインテグレーターです。

日本 IBM は、当ソリューション構築サービスに関するエス・アンド・アイへのサポートを、IBM オープンソース戦略における仮想化を推進するビジネス・パートナー向けの支援策の一環として実施します。今回の発表に合わせ、日本 IBM 箱崎事業所内「OSS(Open Source Software)& Linuxコンピテンシーセンター」に、当ソリューションの検証等のための環境を追加します。「IBM BladeCenter」上での Virtuozzoのテスト環境をお客様ならびにエス・アンド・アイへ提供するほか、日本 IBMの OSS推進チーム からエス・アンド・アイへ、当ソリューション向け推奨構成での導入や利用に関する技術サポートを提供します。

以上

【エス・アンド・アイ株式会社について】

エス・アンド・アイは、先進のサーバー・ネットワークの統合/仮想化、IPテレフォニー、各種ミドルウェア・アプリケーションの開発をはじめとする、さまざまな技術を複合させた ITインフラの導入・検討から、ファシリティやネットワークの設計・構築・運用に至るまで、コンサルティングを含めた総合的なソリューションの提供を行っております。

【報道関係者からのお問い合わせ】

エス・アンド・アイ株式会社 マーケティングコミュニケーション/増田

Mail:info@sandi.co.jp 電話番号:03-5623-7811


日本アイ・ビー・エム株式会社 コミュニケーションズ. 広報/成田

Mail:narijun@jp.ibm.com 電話番号:03-5563-4415

【販売に関するお問い合わせ】

エス・アンド・アイ株式会社 コンバージド・プラットフォーム事業部

Mail:info@sandi.co.jp 電話番号:03-5623-7350

IBM、System x、BladeCenter、Cool Blue は、IBM Corporation の商標です。
その他、本リリースに記載される企業名および製品名は、各社の商標または登録商標です。