2011/11/25
災害発生によるリスク分散や電力の供給不安、歯止めの効かない円高の影響から、海外に進出する企業はこれまでよりも増加傾向にあります。
海外進出における課題のひとつに『コミュニケーション』があります。現地では言葉や文化の違いにより生じる課題はよくある話ですが、海外の現地法人と日本の間に時差があることから、業務時間のすれ違いが発生し、現地とのコミュニケーションが取りにくいといった話も耳にします。
第9回目となるuniConnect大研究は、「時差」があっても海外とのコミュニケーションがスマートに行える方法を大研究します!
社外からでも自己負担ゼロで国際電話
アメリカにいるメンバーとの電話会議は早朝3時から。
インドにいる現地スタッフとの電話会議は午後8時から。
外資系企業や海外に拠点をおく企業では、現地スタッフとの電話会議やテレビ会議をする場合、海外拠点のタイムゾーンにあわせて電話会議が開催されることもあるでしょう。その場合、時差があるために、日本にいる社員は、やむなく自宅の電話から深夜・早朝に国際電話をかけて会議に参加しなくてはならない…といった状況が発生してしまいます。
個人の携帯電話や自宅の固定電話を利用して国際電話をかける場合、通話料金をしっかり精算しないと国際料金を含んだ高額な請求が自分持ちになってしまうため、オフィスから国際電話をかけるとき以上に通話料金を気にする方も多いのではないでしょうか。
uniConnectを利用すると、自宅にいても会社にいるときと変わらない状態で、海外にいる相手と電話でコミュニケーションがとれるようになります。さらに、国際通話料金も面倒な清算処理をする必要もなく、自動的に会社に請求されるようになります。電話会議のために、深夜まで会社に残っていたり、始発電車で睡眠不足のまま出社したりといったこともなくなります。
国際電話が気軽に利用できるようになる一方で、その高額な国際料金を含んだ通話料は、会社の経費がかさむ原因となったままです。海外支社を持つ企業にとって、海外拠点と少しでも低コストでコミュニケーションがとれることが理想的ではないでしょうか。
それではグローバルビジネスの中で、さらに効果を発揮するuniConnectの仕組みを見てみましょう!
スマートフォンでも国際通話を低コストに
国際電話の多い企業では、海外拠点との通話コストを抑えるために、海外拠点との間をIP-VPNや専用回線でつないでいるケースがほとんどです。海外との通話を低コストに抑えるための専用回線は通常オフィスにいるときしか利用できませんが、uniConnectがあれば、スマートフォンから会社が利用している専用回線を経由して、海外と通話することができます。このときの通話料金は、オフィスからかける国際電話と同一料金になります
国際電話もローカルの電話料金で
これに加えて、海外拠点にVoIPゲートウェイを設置すると、国際電話をお互いの国内通話料金で利用することが可能になります。
日本にいるAさんが、インド支社にいるBさんに電話をかける例で説明しましょう。uniConnectにコールバック接続で電話をかけた場合、まず、発信元であるAさんにuniConnectから着信があります。この時の通話料は固定回線を利用したAさん←→uniConnectシステム間の国内通話料のみです。通信事業者によっては、定額プランの中に含めることもできます。
AさんがuniConnectからのコールバックに応答すると、次にuniConnectは専用回線を経由してSIP形式で日本とインド間のVoIPゲートウェイ間をつなぎ、その拠点のVoIPゲートウェイを発信元にしてインドにいるBさんに着信します。この時の通話料は、インド内のVoIPゲートウェイ←→Bさん間の国内通話料のみになります。
このように日本のAさんとインド支社のBさんが国際電話を利用した場合、従量でかかる通話料は、それぞれのVoIPゲートウェイから発信される国内通話料のみになります。発着信がスマートフォンであっても、高額な国際料金がかからずに海外拠点との通話が可能になります。とても経済的ですね。
uniConnectがあればコミュニケーションに国境はない
海外拠点のあちらこちらにuniConnectとつながるVoIPゲートウェイを置くことができれば、海外出張時にはさらに利便性が上がります。
まず、出張先の現地でプリペイドSIMカードを手に入れて、いつも利用しているSIMロック解除ができるスマートフォンにセットします。あとは管理者に簡単な設定変更をしてもらえば、国際ローミングサービスを利用せずに、日本で使用しているスマートフォンをそのまま海外でも利用することができます。uniConnectで利用している会社の固定番号はそのままで、現地のメンバーとも、日本にいるメンバーとも、出張先にいることを意識することなく通話することができます。
uniConnectなら国境を越えて『いつでも、どこでも、誰とでも』気軽にコミュニケーションがとれます。きっと海外拠点にいるメンバーが、もっと身近な親しい存在になることでしょう。