今回、このイベントにお邪魔させていただいたのは、AIチャットボットの開発をお手伝いさせていただいた、メンズ美容の悩みに24時間365日応える「教えて!ビュータロー」の発表を見届けるため。
実は今回のオーディション、専属モデルの決定の他に、「メンズ美容」に特化したWebサイトメンズノンノビューティー公開のお披露目も兼ねてました。「教えて!ビュータロー」はその目玉コンテンツの1つとして紹介されることになっていたのです。
こちらがその瞬間。
ビュータローは、メンズノンノのエディターさんが描き、スタッフ全員で名前を考えたそうです。なんとも言えないこの表情、親近感湧きます。
メンズノンノビューティーは、モデルさんの写真をぐるぐる回転してヘアスタイルをいろいろな角度からチェックできる『360°VIEWヘアカタログ』や、モデルさんによる美容に関するコラムなど、メンズ美容に関する情報が盛りだくさん。
制作を担当された集英社 雑誌デジタル編集室の岩瀬さんによると、男性は、女性と違い、コンプレックスから美容に興味を抱くケースが多いそうで、雑誌「MEN'S NON-NO」でも、髭や眉、ヘアスタイルなどの美容に関するFAQコンテンツは人気コンテンツの1つだそうです。
そこで、コンプレックスから始まるが故に、人に相談しにくい美容に関する悩みもチャットボットなら相談しやすいのでは?ということで、『教えて!ビュータロー』が誕生することになりました。
集英社さんでは、2〜3年前からチャットの活用を検討されていたこともあり、メンズノンノビューティー公開に併せて何か目玉コンテンツを...ということで、AIを活用したチャットボットの導入を決められたそうです。
IBM Watsonを活用したチャットボットで、S&Iは、Watson Assistantによるチャット機能の開発と学習データの作成を担当しています。今回は、コンシューマー向けのチャットボットということで、「答えられない」状況を最小限に抑えるため、質問が曖昧な場合は、何に関する質問かを選択形式で複数提案するなどの工夫をしています。
さらに今回は、集英社さんでもビュータローが答える回答文や画像をたくさんご用意いただいたり、一般公開する前に社内使っていただいて、どんな質問が寄せられるかいろいろテストしたりと、たくさんご協力いただけたことで、"読者の声"を知り尽くしたスタッフの皆さんの声を基に学習データを作成することができました。
学習データの作成には、業務を熟知したお客様のご協力が必要不可欠です。学習データの効率的な作成方法を熟知した私たちが、お客様が作ろうとしているチャットボットを実現できるよう、学習データの構築をサポートすることで、理想のAIチャットボットが出来上がります。
私たちも集英社の皆さんの熱意に打たれ、「より良いものを作ろう!」といつも以上に奮起しながら取り組むことができました。これほどお客様と一体になって成し遂げられることは多くないので、とても良い経験でした!
ビュータローは、Watson Assistantを活用したAIチャットボット。世の中にはたくさんのAIチャットボットがありますが、今回なせWatson Assistantを活用してAIチャットボットを開発したのか、その理由もちょっとご紹介します。
Watson Assitantを利用するメリットとしてまず、「学習が早く、テストも同じUI上で可能」と「シナリオ作成時の画面のわかり易さ」が挙げられます。その他にも、期間でのログ表示や、多い質問Top10を表示してくれる機能等もあるので、チャットボットの運用負担をかなり軽減してくれるというメリットがあります。今回、お客様自身でも質問データの追加や、ログを確認したいという要望があったので、Watson Assitantを活用したチャットボットがピッタリだった、という訳です。
皆さんがビュータローに質問をすればするほど、ビュータローが賢くなっていきますので、ぜひぜひ、気軽に質問をしてみてください!
24時間365日ニキビのお悩みに応えるチャットボット「教えて!ビュータロー」