S&Iは、2020年12月の本社オフィス移転に伴い、各フロアのセキュリティエリアへの入退室システムに、JCVが提供するAI温度検知機能付き顔認証システム「Sense Thunder(センス・サンダー)」を導入しました。
コロナ禍におけるオフィス移転。S&I本社が新たに入居した京阪神 虎ノ門ビル8F・9Fの各フロアの入退室管理にSense Thunderを設置しています。これまでのようにセキュリティカードをカードリーダーにかざすことで執務エリアへの入退室を管理するのではなく、何にも触れずに認証できるようにすることで、ウイルス感染のリスクを減らし、社員が少しでも安心して働けるオフィスづくりを目指しました。
Sense Thunderは、AIを活用した顔認証システムに温度検知機能を搭載したシステムで、わずか0.5秒で顔認証と温度検知が完了するため全くストレスなく利用が可能。一般的なサーモグラフィカメラによる温度測定とは異なり、温度点を額の位置から1万点から収集することで、わずか誤差±0.3℃で検知できます。
マスクを着用したままでも認証され、マスク未着用のまま入室しようとするとブザーで警告されるようになっています。入退室のたびにマスクを外す必要がないため、感染症対策の観点からも非常に安心して利用できます。
顔認証するためのデータは、写真を1枚登録するだけで、簡単に始められるのもポイントです。背景と人物の境界が鮮明であること、前髪や髭などで顔の輪郭が隠れていないなどの注意点はありますが、きちんとした正面から撮影された写真さえあれば、かなり高い精度で認証が可能です。また、認証時のチェックレベルを端末ごとに変えられるので、入室時は退室時よりもチェックレベルを上げて厳格な設定にすることもできます。
Sense Thunderは、他システムとのAPI連携が可能です。S&Iでは、他システムとの連携はもちろん、連携するシステムの開発支援など、さまざまな企業に対してSense Thunderの導入をサポートしています。出退勤システムとの連携や人事システムとの連携などにより、トラフィックの分析から空席率や混雑率を可視化したり、属性データから来場者の傾向を分析するなど、マーケティング活動へ利用することも可能です。S&Iでも、次のフェーズとして、Sense Thunderで取得したデータをどのように活用できるか?を検討し始めています。
ぜひ、S&I本社に取り付けているSense Thunderでその認証スピードを体験しに来てください。そして、どんなふうに活用しているのか、実際にご覧いただければと思います。
※本記事は、2021年7月時点の情報を基に掲載しています。
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