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WAN高速化ソリューション

WANをLANのように使いたいというニーズ

ブロードバンドの普及で安価に拠点間のネットワークを利用できるようになり、大容量のデータが拠点間を飛び交うことも珍しくなくなりました。さらに個人情報保護法やSOX法への各企業の対応も始まり、企業内の内部統制のために拠点に分散していたシステムを、一拠点に集中統合させて、各拠点からはWANを経由してデータにアクセスするという形態へとシフトしつつあります。こうした動きの中で、WAN経由でアプリケーションを利用したり、ファイルを共有したり、センターでバックアップを行ったりするような、WANをLANのように使いたいというニーズが高まりを見せています。WAN回線の利用率があがると流れるデータ量が爆発的に増加します。このときLANの帯域とWANの帯域を近づければWANもLANのようなパフォーマンスで使えるだろうとWAN回線の帯域を拡張してしまいがちですが、実際に回線を増強したのに思っていたほど速くならなかったという例は枚挙に暇がありません。

WANに関する悩み

  • 本社にあるサーバーへのバックアップに長時間かかる
  • ファイル共有の転送時間が長すぎる
  • データベースからの応答が遅すぎる
  • イントラネットのポータルサイトからのレスポンスが低い

これらの悩みは、回線を太くしても期待ほど速くならず、ランニングコストだけが増えていきます。

結論:回線を太くしても拠点間の距離が縮まるわけではありません。なぜでしょうか?

WANのパフォーマンスがあがらない原因:「遅延」

WANのパフォーマンスが直面する課題は、サーバーの処理能力だけではなく、ネットワークやプロトコルの特性に起因します。WANで一般的に利用されているプロトコルであるTCPは、遅延より安定性を重視した仕様になっているため、データ転送の際にパケットロスが発生するとスループットが一気に低下するという性質があります。また、TCPでは1回に転送できるデータ量に制限があるため、遅延が発生すると帯域をフルに使い切れません。ファイル共有で使うようなLANベースのプロトコルをWANに持ち込むと、遅延による影響で極端にパフォーマンスの低下が発生します。さらに、通常のアプリケーションはLANを意識して開発されているため、長距離拠点間では遅延による影響が顕著に現れます。したがって、単純な帯域の拡張では解決にならないことが多いのです。

WAN高速化大作戦~WAFSの導入

WANのパフォーマンスの問題、回線にかかるコストが見合わない、そんなお悩みの方にWAFS(Wide Area File Services)をご紹介します。WAFSは、TCPプロトコルの特性をベースに以下の3つのポイントを改善することで、WANの高速化を実現します。

  1. 通信の高速化
    QoS / データ圧縮 / TCPの最適化
  2. データのキャッシュ
    生データの内部キャッシュ / 差分転送
  3. フローアクセラレーション
    プロトコル変換 / フローの代理応答 / パターン学習

これら3つを機能的に実現するのがWAFSアプライアンス製品です。LANでは許容されるような過剰なやりとりを極力減らし、WANでのボトルネックを減らすことでレスポンスを向上させます。各拠点毎に対向にWAN高速化機器を設置して独自セッションを張り、拠点間のファイル転送や WEBアプリケーションのレスポンスを高速化します。このソリューションを導入すると、基本的にアプリケーションを選ばずに高速化の恩恵を受けることができます。HTTP、FTP、ファイル共有、Exchange、Lotus、ネットワーク越しのバックアップ、シンクライアント、データベースなど、すべてが高速になります。

WAFSのイメージ

WANの高速化をお考えなら、まずS&Iにご相談ください。

S&Iが取り扱っているWAN高速化機器には、シスコシステムズ社のWAASシリーズ、F5ネットワークス社のWANJetシリーズ、ジュニパーネットワークス社のWXシリーズなどがあります。いずれもTCPおよびUDPの最適化、CIFSへの対応、圧縮とキャッシュの利用、インテリジェントなQoS、SSL暗号化などの機能を備え、TCPのオーバーヘッドを削減して帯域をフルに活用できるようになります。

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